往年の野球ファンにとっては懐かしすぎる名前だろう。宮田みほは、あの「8時半の男＝宮田征典（ゆきのり）」を大叔父（祖母の弟）に持つグラビアアイドルだ。

おまけに祖父は巨人のV9時代、主にリリーフ投手として活躍した種部儀康だというから野球サラブレッドの血を受け継いでいることになる。

【関連】『美女ざんまい』グラビアアイドル・タレント／天木じゅんインタビュー～リアルな世界に現れた二次元ボディ～ ほか

そんな彼女が、なぜ歌の道に入りグラビアアイドルをすることになったのか？

大叔父とのエピソードとともに聞いた。

――本誌の読者なら、巨人ファンでなくても「8時半の男」は印象深い選手でした。宮田さん自身は大叔父さんの偉業をどれくらい知っているんでしょう？

宮田　実はあまりよく知らないんです。私が物心ついた頃にはもう、解説者をしていたので、「ニュース番組によく出ている親戚のおじいちゃん」という感じでした。めちゃくちゃ可愛がってもらったので大好きでしたし、千葉にあったおじいちゃんの別荘に行くと、トロフィーや盾がたくさん飾られていて、すごい人なんだろうなぁくらいの印象でした。キャッチボールはよくしてもらいましたね。

――野球とかスポーツには縁があった？

宮田　いえ、中学からずっと吹奏楽部でスポーツはあまりやってこなかったです。自分が成長して祖父が元巨人の選手だったこと、大叔父の孫にあたる宮田孝将は四国アイランドリーグでプレーした元プロ野球選手だったことで、「ウチは野球に縁の深い家系なんだなぁ」と思ったくらいです。

――そもそも、なぜ「8時半の男」と呼ばれたか知ってますか？

宮田　実は…そんなに詳しくないんです。

――宮田征典さん（享年66）は日本球界でリリーフ専門の投手となった草分け的な存在です。巨人が勝ち試合のとき、8時半頃に登場してピシャッと締めるからそう呼ばれるようになりました。テレビの中継時間は9時までということが多く、放送時間内に試合が終わるからファンにとっては本当に頼もしい存在だったんですよ。

宮田　そうだったんですね!?　初めて詳しく聞くことができました！

――そんな大叔父さんから言われた言葉で印象に残っているものはありますか？

宮田　私、結構元気でやんちゃな女の子だったんですけど、「みぽりんはやんちゃだけど、優しい心を持っているから、そのままの大人になってほしい。自分の意志を貫いて、元気にやんちゃに育ちなさい」って。シンガーソングライターをしていたときはMIHOと名乗っていたのですが、グラビア活動をすることになったとき、宮田のおじいちゃんの言葉を思い出して宮田の苗字をもらおうと決めたんです。それまでは大叔父の存在も公にはしてはいませんでした。公表して以来、おじいちゃんのファンだったという方からたくさんのメッセージや声をかけていただくことが多くなったんです。

憧れの先輩はあの豊満グラドルたち！

――シンガーソングライターとしてはどんな活動を？

宮田　母親が音楽系のイベントに関わる仕事をしていた関係でボイトレ（ボイストレーニング）を受けるようになり、バンドを組んだりしてライブ活動をしていました。2016年に初めてのシングルCD『All right！』というのを発表し、その後も何曲か配信リリースしています。

――それがどうしてグラビアアイドルに？

宮田　6年ほど前に元『SKE48』の子やグラビアの子が集まったアイドルロックバンドのメンバーになったんです。3年ほど活動しましたが解散。そこで「普通のOLもやってみたい」と、事務の仕事を1年間やりました。そのタイミングでコロナ禍になり、どこにも行けず友達にも会えない状況の中で、「また芸能活動をしたい」という意欲が出てきたんです。そこで音楽に戻るのではなく、違うジャンルに挑戦しようと思い、グラビアを始めました。

宮田は2020年、雑誌BUNKAタブーオーディションに応募。見事ミスBUNKAタブーを獲得。本格的な活動はここからで、〝歌うあざとお姉さん〟のキャッチフレーズで、変形水着や着崩しを得意とする。

――29歳で遅咲きのグラビアデビューを果たすわけですが、目標とする先輩などはいたんですか？

宮田　はい。天木じゅんさんと鈴木ふみ奈さんです！

――2人とも豊満だ。

宮田　そこがいいんです。昔から豊満で可愛い女性が大好きで、この世界に入ったのも「可愛い子にたくさん会えるんじゃないか」という不純な動機もありました。まだお会いできてはいませんが、これからに期待です。

宮田みほ◆みやたみほ　1991年11月16日生まれ。群馬県出身。T153、B86・W63・H84。1stDVD『終わらない誘惑』は竹書房より発売。 X（旧ツイッター）@miho_miyataaa　YouTube「みほんぬCH」配信中。