
松本人志が“100億円訴訟”!? 芸人人生を懸けた勝負の行方は…
ローカルを含め7本のレギュラー番組を抱えるテレビの王様『ダウンタウン』の松本人志(60)が、芸人生命を懸けた勝負に出る――。
昨年末から週刊文春が報じている松本の「性上納スキャンダル」が大きな波紋を広げている。松本が所属する吉本興業は第1報の段階で「当該事実は一切ない」とのリリースを出して完全否定し「法的措置を検討する」としていたが、年明けになって文春が第2弾を掲載する直前、松本は裁判に専念するため芸能活動を休止することを発表。芸能界は大混乱に陥った。
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松本側は週刊文春だけでなく、文春の記事に追随して性的強要疑惑を報じたメディアに対しても名誉棄損訴訟を行う方針で、徹底的に戦う構えだ。
「訴訟は松本個人で行うようですが、裁判のために活動を休止したことでかなり高額の損害賠償を請求することになるでしょう。最高裁まで争うようであれば、判決が出るまでに4〜5年は掛かります。失われる利益は莫大で、総額100億円規模の訴訟になっても不思議ではありません」(広告代理店関係者)
第2弾報道で文春の直撃を受けた、たむらけんじの証言などを見ても、ホテルでの飲み会が行われたことは間違いないところ。ポイントは性加害をめぐる被害者女性の証言になる。
「性交渉はあったのか、あったとすればそれは合意の上か性的強要だったのかが争点になります。吉本は、松本からの聴き取り調査で女性の証言は虚偽と判断したのでしょう」(芸能ライター)
一方の文春も取材の裏取りに関しては信頼性の高いメディアである。裁判の行方を業界全体が固唾を飲んで見守っている状況だ。
「過去のレイプ裁判を見ると、密室内での事実認定はかなりハードルが高いのですが、少なくとも不倫飲み会を開いていたとなれば、多目的トイレ不倫の『アンジャッシュ』渡部建と同じ批判を浴びることになる」(前出・広告代理店関係者)
証言は虚偽と判断か…!?
さらに、世論の反発を呼んだのが松本のX(旧ツイッター)投稿だ。松本は第1報を受けて《いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ〜》と投稿。女性誌が報じた参加女性が送ったとみられるLINE画像の記事にも《とうとう出たね。。。》とコメントしている。「事実無根なら会見を開き否定するべきでした。いかに松本の好感度が高くても、こんなにおわせのような文面では反感しか買いません」(前出・芸能ライター)
これらの投稿を受けて、ネット上では松本を忖度する擁護派と、反発する言説が激しく飛び交う事態になっている。
極め付きが『事実無根なので闘いまーす。それを含めてワイドナショー出まーす』で、古巣番組とはいえ公共の電波を私物化するような言動には批判が殺到。当初はフジテレビ側も出演を容認していたが、二転三転した結果、出演は取りやめになり、松本は『休業前のご挨拶のつもりだった』と苦しい言い訳を投稿していた。
それでも吉本と松本が強気に出ている背景の一つは、相方・浜田雅功(60)をめぐる過去の報道が影響しているとの指摘もある。
「昨年2月に『フライデー』が報じた浜田のパパ活不倫です。裁判沙汰にはなりませんでしたが、吉本サイドは証言が虚偽だったとの確証を得ていたようです」(同)
記事では女性エステティシャンのSさんが浜田と高級ホテルで4回ほど会い、合計で30万円ほど渡されたという「パパ活不倫」を告白している。Sさんは浜田の好物のフレンチクルーラーを持って行き、浜田が涙を流したという証言も報じられていた。
「告発したSさんはエステサロンの経営者と名乗っていましたが、メンズエステの従業員。このネタを他のメディアにも売り込んでいたといわれています。証拠LINEの信ぴょう性も低く金銭目的の疑いがあったため、どのメディアも後追いをしなかったんです。今回の松本の件も同様に考えているようです」(同)
飛び火を避けたい事務所は…
さらに言えば、裁判では松本が争点をどこに置くかにも注目だ。徹底的に事実関係を争うのか、あるいは「性行為の有無にかかわらず、プライベートを報じられた」という名誉毀損を争うのかによっても結果は大きく変わってくる。とはいえ、吉本にとって松本の休業は大打撃で、性上納疑惑にかかわったとされる他の芸人たちへの影響も頭が痛いところだろう。文春はパーティーの女衒役として『スピードワゴン』の小沢一敬、たむけん、『パンクブーブー』の黒瀬純という芸人の名前を出しており、他に『クロスバー直撃』の渡邊センスや放送作家もいたと報じている。
「松本自身はこれで芸能界を辞めても構わないのかもしれません。ただ、他の芸人たちはそうはいきません。女衒疑惑のイメージが広がることは得策ではないし、他に同様の行為をしていた芸人がいる可能性も高いですからね」(前出・広告代理店関係者)
吉本所属ではないものの、女衒役と報じられたスピードワゴン・小沢は活動続行から一転、活動自粛に追い込まれている。また、文春砲以降は松本の飲み会を示唆する過去の発言が次々と掘り起こされており、吉本としては他の芸人たちに飛び火するのは避けたいところだろう。
テレビの王様・松本と、メディアの王者・文春のガチバトルは今後も大注目だ。
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